英国駐在員の日々雑感


by winchesterpark
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

Open House London 2008

毎年恒例のオープン・ハウス・ロンドン2008が週末の9月20日、21日に開催されました。約700の建築物を一挙に露出してくれるありがたいイベントです。時間が限られているので訪れる建築物が限られてしまうのですが、いろいろ厳選した結果、今年は以下の建築を訪れることにしました。
①王立裁判所(Royal Courts of Justice)
②ロイズ・オブ・ロンドン(Lloyd's of London Insurance Market and Office)
③ギルトホール(Guildhall)

まずは、王立裁判所です。イギリス建築史の中で19世紀に盛んだった様式論争(Battle of Style)のさなかにつくられた裁判所。それを示すかのように、全体的にはビックベンで有名な国会議事堂と同じゴシック・リバイバル様式(ゴシック・リバイバルとは19世紀の建築家や思想家の間で流行りとなった中世ゴシック回帰のデザインのことをいいます)となっていますが、よく見ると細部には複数の様式が混在していて、イギリスの時代の変化を感じる建築となっています。ずっと眺めていても飽きが来ないところがすごいです。
▼王立裁判所(Royal Courts of Justice)
▽設計者 George Edmund Street
▽建築年 1874-82
▽住所   Strand, WC2 London
b0143877_8201198.jpg

b0143877_7481897.jpg


次に、訪れたのがご存じ世界最大の保険会社ロイズ・オブ・ロンドンの本社ビルです。私が、勤めているシティ(金融街)の中にあるのですが、古い建築物が多いシティにあるにもかかわらず、その存在が浮いていないところがすごいです。伝統的景観の中に超モダンな雰囲気をミックスさせることで新しいロンドンの景観が生まれてきます。オフィスの中もどこかの近代美術館にいるようで、中で写した様々な写真でコンテストも実施されていました。

▼ロイズ・オブ・ロンドン(Lloyd's of London Insurance Market and Office)
▽設計者 Richard Rogers and Partners
▽建築年 1985
▽住所   Leadenhall St., EC3 London
b0143877_7495693.jpg

b0143877_85412.jpg
b0143877_86238.jpg

そして、最後に訪れたのが、ギルドホールです。1411年にギルド(中世の同業組合)の統治の中心として建設されました。度重なる火災(ロンドン大火と第2次世界大戦)で原型を留めているのは中世風のポーチと壁だけとなっていますが、きれいに修復されており産業革命前世時代に栄華を極めたイギリスギルド社会の頂点を感じ取ることができます。赤いじゅうたんがほんとうにきれいでした。
▼ギルトホール(Guildhall)
▽設計者 John Croxton/George Dance the Younger
▽建築年 1440/1789  
▽住所   Guildhall Yard EC2V 5AE London
b0143877_7534767.jpg

b0143877_8105284.jpg

[PR]
by winchesterpark | 2008-09-20 05:46 | 建築